
前の記事で亜種とよばれるウイルスが急増している理由について書きましたが、なぜそんなに簡単に種類が増えてしまうのでしょうか。その所をもう少し詳しく書きたいと思います。
どうして増えやすいのでしょうか。それはプログラムが公開されているからです。もちろん表立って公開されているわけではありませんので普通にインターネットを使っている限りではそんなに簡単に目にすることはありません。
しかしアングラサイトとよばれるいわゆる裏社会がインターネットの世界にも存在していますので、そこでプログラムの作り方やヒントになるプログラムのソースコードとよばれるものが公開されているのです。このソースコードというのは言ってみればこのプログラムはこのような文章で作られているんですよという資料ですのでそれさえあればあまり詳しくない人でも真似をして作ることが可能になってしまうという問題があるのです。
もちろん正しい利用のために公開されているソースコードというのが普通にありますが、それはプログラムをみんなで改良してより使いやすいより便利なものに開発するためという立派な目的があって公開されています。しかしウイルスのためのソースコードはやはり悪用されるためのみに公開されていますので必要無い物でしょう。
元々亜種の作られるようになった原型は1987年頃で、ファイル感染型ウイルスのヴィエンナが元々の発祥のようで、みんなでプログラムのもとになるものを共有して開発されるようになったといわれています。ウイルスの仕組みが説明された書籍が発売され、そこに例として載せられていたのがこのヴィエンナでした。
当時ウイルスの総数が3000種類だったのに対し、このヴィエンナから作られた亜種はそれだけで500種類もあったといわれています。如何に亜種が爆発的増加にかかわっているかが分かると思います。
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