
コンピューターウイルスの歴史に関しては諸説様々あり実際のところは特定することが難しいのですが、大体の流れについて紹介したいと思います。
まず1972年にSF小説のHARLIEという本の中で初めてコンピューターウイルスという言葉が使われました。これは実際のパソコンで動作するものではありませんでしたが、コンピューターに生じうる脅威として概念が初めて紹介された事例です。その後1984年には情報科学の分野で初めてウイルスという言葉が用いられたようです。当時ニューヘブン大学に通う大学生が研究論文の中で用いました。
実際にパソコンで作動するウイルスの起源は1960年代にまでさかのぼります。C言語の開発者として知られていたデニス・リッチーという人たちのグループによって開発されたDarwinおよびその移植であるCore Warsというゲームが最初のウイルスといわれています。これはもともと生命科学を研究するために開発されたもので、自己増殖や自己の認識、生命として最低限何が必要なのかを調べるために開発されたもののようです。
害をもたらすという意味でのウイルスに関しては諸説ありますが、1970年代にはCreeperという名前のウイルスが限られたネットワークの中で存在していました。1982年にはElk Clonerというウイルスが高校生によって開発されました。
1986年にはパキスタンでコンピューター店を経営していたプログラマーが不正コピーの防止を訴えるために作ったBrainというプログラムがIBM PCに感染する最初のウイルスになったといわれています。そして日本では1988年、パソコン通信を介してウイルスに感染したのが最初といわれています。
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